株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

繋がる人々

4月中旬となり残雪の景色の中でも暦の上では季節の節目、春土用に入った。

先週は東京守門会の総会が上野精養軒で各地区トップを切って開催された。
故郷を思いその絆を大切にする郷人会は毎年春から初夏にかけて開かれる。
5月から6月にかけて広神会、小出会、堀之内会、湯之谷会と続く。
会員の高齢化が最大の悩みで、新幹線時代の若い人は入って来ない。

会場が上野の理由は「あゝ上野駅」に歌われたように、そこから始まったからだ。
十代で故郷を後にした時には寄せる思いも一入だった。 上越線で7時間も掛けて
上京した時代には、簡単に帰る事の出来ない故郷だった。
郷人会の会員の年代では、今では実家も世代が代わり簡単には帰れない。

毎年同じ時期に集まって、毎年同じ話をし、来年の再会を期してお開きとなる。
大切な人生のアクセントなのか、拘りを持って生きる事の意味を彼らは知っている。
我が国は人口減少社会に転じたが、世帯数はまだまだ増加傾向にある。
人口減少が地方で顕著なのに比べ、世帯数の増加は都市でも地方でも同じだ。

かつて三世代や二世帯同居の大家族構成だったのが、核家族と言われた夫婦と
子供からなる世帯に変わり、今では一人暮らしや親一人子一人世帯が増えている。
家庭であれ、地域であれ生活環境の進化により暮らしが便利になった分、自立した
生活が保障されてきた。 そのこと自体は生活文化向上の証左だろう。

しかしながら、若い世代なら一人暮らしを楽しむのも分かるが、多くの場合
何かしら事情があって仕方なくそうなっているのではないだろうか。
生活単位が家族から個人へと変わり、それに合わせてビジネスモデルも変わる。
核家族の時代には、八百屋や魚屋などの個人商店がスーパーに変わった。

今ではスーパーからコンビニへと変わり、ファミレスからすき家へと変わる。
電話も一家に一台有ればそれなりの時代から、今では携帯電話へと変わった。
こうした時代、今までより以上に人と人との結びつきが大切になる。
必ずしも隣近所でなくとも、一つの縁で繋がっている郷人会の役割は大きい。

♪ どこかに故郷の香りをのせて 入る列車のなつかしさ 上野はおいらの ・・・

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