2014.11.22
このところ時雨れ模様が続き、市内あちらこちらから初雪の便りが届く。
小出でも先週土曜日の午まえには霙交じりの冷たい雨に変わっていた。
今日は二十四節気の小雪。 炬燵やストーブの活躍する気候になった。
年を重ねるごとに寒さに弱くなるような気がするが、年齢だけでなく服装や
暖房器具の進化なども影響しているようだ。
技術革新は電気製品や自動車、ITなどの分野に留まらず、私たちの生活に
直結する住宅機器や洋服の素材、食品加工など衣食住全般に及ぶ。
暖房一つとっても、かつては薪や炭が主体だったが化石燃料からガスや
電気へと移り、清潔で便利な生活に変わった。
洋服の素材では天然由来のウールやシルクそしてダウンが持てはやされたが、
今ではポリエステル素材の技術開発で温かいのに薄くて軽いものに変わった。
こうした便利な生活と引き換えに暑さ寒さに弱い体質が出来てゆく。
食生活が豊かになり生活習慣病が増えたのも同じ理由だ。
そうした快適さや楽な生き方を求めず、義理と人情に生きる男を演じた映画俳優
高倉健の訃報が入った。 日活は吉永小百合や浜田光男らで青春ものをやり、
東宝は森繁久弥の駅前シリーズや加山雄三の若大将シリーズをヒットさせ、
松竹は相変わらず文芸ものに力を入れていた。
そんな中、東映は敢えて任侠路線を選び鶴田浩二や高倉健といった硬派の
俳優を世に送りだした。 ファン層は血気盛んな男性に限られ「網走番外地」や
「昭和残侠伝」を見終えて映画館を後にする時には、誰もが高倉健に成り切り
体を斜に構え、肩で風切って街角に消えたものだった。
東映は高倉健がフリーになってからも「実録・仁義なき戦い」など暴力団を扱う
反社会的映画を撮り続けた。 一方、高倉健は「幸せの黄色いハンカチーフ」を
松竹で撮り、新境地を開いてファン層を広げた。、その後は実直な鉄道員や
居酒屋のおやじなど年齢も性格も決まった役を演じ続けた。 ご冥福を祈ろう。
♪ 義理と人情を秤にかけりゃ 義理が重たい男の世界 幼馴染の ・・・
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