会長ブログblog

2014.10.18

ラスト・オーダー

魚沼は心配された台風19号の被害も無く、静かに秋が進んでゆく。

台風が西側から北上するルートでは台風一過の晴天となるが、
東側を通ると、通過後一時的に西高東低の気圧配置となり時雨れる。
北海道や標高の高い山では初冠雪があり、白い季節が近い事を知らせる。
冬には大雪を降らせる谷川連峰が、東側台風では壁になって守ってくれる。

10月も半ばを過ぎると日が短くなり、5時過ぎれば間もなく日が暮れる。
夏場は明るい時間からの乾杯は気が引けたが、今時分は問題ない。
元来酒席は嫌いじゃないから、一次会で帰る事は少ない。
お開きになってから、行きつけの店に寄るのが習わしだ。

それでも最近は以前に比べ随分と帰宅時間は早くなった。
週末でも遅くまで飲ることはめっきり減って、切り上げの良い客になった。
居酒屋や小料理店は11時頃には閉店だし、スナックやバーが午前0時。
女性が付く店の営業許可は、法律で午前0時までと決められている。

だから11時過ぎるとおつまみのラスト・オーダーが入り、11時30分には
飲み物の注文も終わる。 そして0時前には閉店のテーマソングが掛かる。
一時期、多くの店では布施明の「そっとおやすみ」が閉店の合図だった。
大きな店では「ほたるの光」で送り出す所もあった。

必ず午前0時には営業が終わり、お客様は店を出る。
その後まだ帰れない人は、深夜営業のスナックやバーに行く。
若い頃にアルバイトしたジャズ・バーは深夜2時までの営業だったから
店が跳ねてから自分の時間を楽しむ関係者の姿も見えた。

ジャズバーでのラストソングは音楽担当によって様ざまだったが、
私はサミーディビスJr.の「Everytime we say goobye」を好んで掛けた。
ギターのロリンド・アルメイダとの共演でオレンジ・ジャケットにカモメが一羽。
閉店になっても帰らない人は従業員から大層嫌われたものだった。

♪ 化粧のあとの鏡の前で いつもあなたの手を借りた 背中のボタンが ・・・


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