会長ブログblog

2014.05.17

5月中旬を迎え小出辺りでは魚沼コシヒカリの田植えが本格的になってきた。

地球温暖化が進み、夏の気温が30℃を超える日が多く、最近では猛暑日という
35℃を超える日も珍しく無くなった。 出穂から熟成期に気温が高すぎると、
胴割れや食味の低下を招き品質が落ちるので、県や農協は田植え時期を遅くする
よう指導しているので以前と比べると半月以上も遅くなった。

Casa Brutus 6月号は美しい列車の旅図鑑2014、世界の名作鉄道の特集だ。
三大鉄道に選ばれているのが、ヴェネチアのサンタ・ルチア駅とロンドンをつなぐ
ヴェニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス、スイスとイタリアを結ぶベルニナ急行、
そして3番目に選ばれているのが、JR九州のななつ星だ。

オリエント・エクスプレスとななつ星は寝台特急の観光列車で、内装は豪華ホテル
の雰囲気で料金も高い。 ベルニナ急行は対面式4人掛けの普通の列車だが、
沿線の景色も含め世界遺産に登録されている。
ヨーロッパからは、個性あふれる各国の代表的な列車の数々が掲載されている。

列車のみならず美しい駅も紹介され、パリのリオン駅の建物は抜き出ている。
こうした美しい駅には出会いと別れの物語が似合うから、しばしば映画や小説の
舞台にもなった。 毎日多くの人々が行き交う駅の中、それぞれの人々の
それぞれの物語が有る筈だ。

翻ってみれば、私たち地方に住む者にとって、日常生活からは鉄道も駅も存在が
薄れてしまった。 移動手段は専ら車になって、時刻表を気にすることなく自由に
移動できる便利さの代償は、コストの負担だけでなく環境負荷の増大による
地球温暖化など大きな課題を残してしまった。

60kgの人間が移動するのに、1トンもある車を動かす非合理を見直さなければ
ならない。 開発が急がれている電気自動車や水素ガス自動車の未来形は
1人~2人乗りの超小型車が主流になっている。
私たち20世紀以降の人類の非常識が覆されようとしている。

♪ 見覚えのある レインコート 黄昏の駅で胸が震えた 速い足どり ・・・


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