会長ブログblog

2014.05.03

ラスト・デイズ

春の山菜の季節が訪れ、ゴールデン・ウイーク後半の4連休が今日から始まる。

小出あたりは足早に葉桜に変わり、里山の稜線には新緑が目立つ時季になった。
本町の太田屋さんや佐梨の晴屋さんの店頭には朝取りの山菜が並ぶ。
最近は直売所と呼ばれる簡易な農産物販売店にも春野菜や山菜が豊富だ。
冬にはあれだけの雪が地面を覆っていても、必ず季節は廻って来る。

今日は憲法記念日、明日がみどりの日、明後日はこどもの日で立夏を迎える。
みどりの日は4月29日が昭和の日になったので、5月4日に移された。
4月29日ほど名前が変わった祝日も珍しい。 昭和に改元され天長節となり、
昭和24年からは天皇誕生日、そして平成に代わってみどりの日となった。

更に平成19年からは現在の昭和の日となり、4回も改名したことになる。
昭和という時代は63年余りにわたる長い歳月だったことと、かつて経験したことの
ない戦争と敗戦、そして一気に進む近代化と経済成長を造った印象的な歴史を
刻んだ期間だったから、その記念日としての位置付けだろう。

そんな昭和の時代に活躍したスターの素顔に迫るNHK番組「ラスト・デイズ」。
今週1日2日と2夜連続で放送された。 1日が勝新太郎Xオダギリ・ジョー。
2日は忌野清志郎X太田光。 それぞれの個性とその生き方に影響を受けた
2人が今は亡き昭和のスーパースターの足跡をたどる。

未公開映像も使い、当時活動を共にした人々が語る知られざる逸話や成功と
挫折の日々。 どこまでも妥協のない強烈な個性ゆえの苦悩に満ちた悲劇的な
生き方が、誰にも真似のできないスタイルを創った。
あの時代でなければ生まれなかったスターを育て、その時代が彼を葬った。

憲法記念日も、子供の日も昭和の時代にできた祝日だ。 
ゴールデン・ウイークも昭和の遺産だが、それぞれの祝日に意味があった。
このほど山の日が新たに制定され喜ばしいが、お盆休みを大型にする目論見
とは思うが、夏休み期間中の8月11日では価値も半減する。

春晩く 五月のきたる我が郷や 木々緑金に芽ぶきわたれる  (柊二)


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