会長ブログblog

2014.04.19

ミュージック・ポートレイト

今週は小出辺りで何本かのサクラの開花が始まり、急ぎ足で季節を告げに来る。

来週末からのゴールデン・ウイーク(GW)に合わせて見頃を迎えることだろう。
GW後半には大湯や須原くらいまでが咲き、その後大白川や銀山平へと次第に
標高を上げながら桜の季節は進む。 サクラ前線は梅雨前線などとは違い
緯度だけでなく、標高が複雑に絡みながら織りなす曲線で進んでゆく。

毎週木曜夜のNHKEテレ、ミュージック・ポートレイト。 SONGSがミュージシャン
による純粋な音楽番組ならば、ミュージック・ポートレイトは2人のクリエーターが
それぞれ選んだ10曲を持ち寄り人生を語り合う。 3年くらい前までは月1回程度の
不定期の放送だったが、2年くらい前から現在の形になった。

10曲にはそれぞれ意味があり、それまでの人生での体験を時代を追いながら
辿ってゆく起承転結を持つストーリー仕立てになっている。
4月から9月までの上期限定の番組だから、この春から再開したところだ。
再開1回目は、滝川クリステルとアンジェラ・アキの2人だった。

滝川クリステルの1曲目、まだ幼児の頃に聴いて印象に残った曲は玉置浩二の
「ワインレッドの心」だという。 一方アンジェラ・アキの1曲目は五輪真弓の
「恋人よ」だった。 2つの国に挟まれたそれぞれの人生の中で、初めての音楽との
出会いについての体験を噛みしめるように話す。

2曲目3曲目と体験と共に進んでゆき、10曲目は「人生の最後に聴きたい曲」という
大仰な設問になる。 滝川が選んだのは「ニュー・シネマ・パラダイス」だった。
切なくもあり、いろんなシーンが思い浮かべられるメロディーで、いろんな事に
いろんなものの向き合い方を不思議と感じさせてくれるという。

アキのラスト・ソングは、なんとアート・テイタムの「ウイロー・ウイープ・フォー・ミー」
を選んだ。 誰に言われなくともピアノが語ってくれる、それでいい。
20年近い時間を越えても聴き継がれる、皆から愛されるそんな曲を創りたくて、
母となった今、アメリカに渡りミュージカルを創りたいと夢を語った。

来週からは泉谷しげると夏木マリが登場する、楽しみだ。


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