株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

小出郷文化会館

寒かった3月だったが、このところ漸く気温が上がり春めいた気配になってきた。

春の川は今のところ大人しいが、もうじき融け出した雪で水嵩を増し、冬の垢を
洗い流すように勢いよく流れ下る。 小出郷文化会館の緞帳は東京芸術大学の
堀越保二先生が春の魚沼を描いた作品「春泥」を織り込んだ。
雪解け水が川岸を洗いながら流れ出る勢いのある作品だ。

その文化会館にちょっとした変化が起こっている。 開館以来、音楽監督的役割を
担ってきたEさんが退職し、音響や照明の専門職補佐の二人も退職が決まった。
27年度以降、運営を民間委託することも既定の路線として進んでいる。
開館時に民間から起用され、活躍した櫻井館長も今期で名誉館長に退くという事だ。

私も文化会館の計画策定段階から「住民による文化を育む会」を始め、
開館以来の自主事業「魚沼映画の専門店」の運営に携わってきた。
合併前の6町村による一部事務組合の時代では、独立した組織として運営して
来たが、魚沼市合併以降は一般行政の一部に取り込まれた。

それも芸術・文化の部署ではなく市民課の一部組織としての位置付けだった。
それ以来、文化会館の独立性は薄れ行政組織の末端に置かれることとなった。
一般に町村制から市制へと変わると、国県からの行政事務の委譲が起こり、
専門職を置くことが必要になったり、より高度な技術職を置くことが可能になる。

ところが魚沼市では、そうした流れに逆行するかのような変化が起きている。
合併し行政の効率化と、一番の資源である職員の資質の向上のための教育。
専門職の養成。 などなど市制移行に伴う進化は今のところ見えにくい。
今年は合併後10年目を迎える。 リ・スタートには絶好の機会と思う。

春は様ざまな変化の季節になる。 この時季に大胆な行政改革を断行しては
どうだろう。 雪が融け流量を増し一切を洗い流すように、何か一つを変えること
から始めれば良い。 その小さな変化こそ次の一手へのステップとなるはずだ。
小出郷文化会館の緞帳はそんな雪国の春を表現したデザインだ。

住民参加型の好例を造ってきた文化会館が、住民から離れてはならない。

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