株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

立冬

♪ 枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには ・・・

一昨日7日は立冬、暦の上では冬に入り、木枯らしが吹き始める頃となる。
遅れていた紅葉もこのところの冷え込みで、色付きが増してきた。
これからは一雨毎に気温が下がり、雨が霙へと変わってゆく。
かろうじて残った病葉が、北風によって容赦なく舞い落される。

立春、立夏、立秋は、なんとなくこれから良い季節に向かう予感のようなものを
感じるが、立冬はこれから厳しい冬へと入る覚悟のような印象を受ける。
春と秋の季節の変わり目はゆっくりと進むが、夏と冬は或る日を境に突然
やってくる。

先日、ユネスコの無形世界遺産に和食が登録されるというニュースが流れた。
自然からの恵みである素材を無駄なく使い切り、煮・炊・焼・蒸・茹・〆・など
あらゆる技法を用い、出汁や発酵、包丁使いや盛り付け、器選びや作法に至る
伝統的日本食文化は世界からも注目されている。

そうした一方、今わが国の人々は「食」をないがしろにしているのでは
無いだろうか? と疑問を投げかけるのは料理家の辰巳芳子だ。
食糧自給率40%、食品廃棄率25%といわれる現状の中、コンビニや
ファストフードで三食を済ませてしまう人々がいるのも現実だ。

先日「天のしずく」辰巳芳子いのちのスープ、という映画を見た。
食と生命とのつながり、自然の恵みと伝統に培われた日本料理の美味しさ
美しさ。 手づくりで真摯に料理に取り組むシーンがアップで映し出される。
父親が最期に食べたという、いのちのスープの創り方。

料理教室での一言一言が素材に語りかけるような丁寧さが伝わる。
「食」を通して、より良く生きるための確かな生命観を持つことを訴えていた。
世界遺産登録により、和食の伝統文化を正しく評価し、食べることについて
考えてみるきっかけにしたい。

「食」は植物や動物など、他の生きものの命をいただいているのだから。

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