株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

川を上れ海を渡れ

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる彼岸の中日に、関東では大雪に見舞われた。

今年は寒い冬だったが、季節は順調に進み先週までは春がすぐそこまで来ていた。
彼岸に入り、花の便りも届き始めたのに今週は寒の戻りで肌寒い日が続いた。
名残り雪と呼ぶには多すぎる降雪により、折角の休日が台無しになる箱根の観光客
の様子がテレビに映し出された。今日からは一転、春の好天が続く天気予報だ。

インターネットとスマートフォンの普及で活字離れが進み、最近では電車内で
新聞を開げる姿を見かけなくなった。新聞協会の資料では平成12年(2000年)
時点で5370万部の発行部数で、世帯当たり1、13紙購読されていたのが、
平成20年には5149万部で、世帯当たり0、98紙で1を割った。

そして昨年は4212万部で、世帯当たり0、75紙となり、4軒に1軒は
新聞を取ってない家がある事になった。数字を見れば新聞離れが急速に進んで
いる事が分かる。地元の新潟日報は前身「新潟新聞」創刊から140周年を
迎え、記念誌として「川を上れ 海を渡れ」を昨秋刊行した。

記者100人の証言を基に、政治、対岸交流、原子力発電、拉致、災害、
環境、農業、女性、スポーツ、文化の10章構成で綴った記録だ。
戦後を中心に新潟県の出来事や事件が分野別にまとめられた記録誌で、
昭和30年代後半以降は当時の事を思い出しながら読んだ。

小田社長は巻頭言で「川を上れ」とは信濃川の上流に向かって遡るように
苦闘の歴史を学び、足元を再確認する。「海を渡れ」とは新潟を外から
見つめ直し、良いところの再発見や課題を見つける。その上で、未来に
向けて果敢にチャレンジしてゆく強い信念を持ってほしい、と語る。

政治では故田中角栄元総理の時代が中心で、以来あれだけの政治家は
出ていないから当然だ。対岸交流は朝鮮半島とロシア、原発は今日的課題、
拉致問題の長期化、地震と水害に雪害、トキと水俣病、コメをめぐる課題、
ジェンダー後進県、国体やサッカー、地方文化の価値、が熱く語られる。

私たちが生きている今日が未来の歴史になることを考え行動しなければ。