株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

啄木忌

寒の戻りのような肌寒い日がここ2~3日続き、気まぐれな天気が春を焦らす。

今週は業界(生コンクリート)の研修旅行で関西に行ってきたが、大阪も神戸も
ほぼ葉桜となって、名残りの花弁が少し冷たい風に舞っていた。
大阪の街は相変わらず猥雑で、居酒屋に粉もん屋、ラーメン店、すし店、そして
マッサージ店が軒を並べ、映画のセットのような薄っぺらな賑わいを醸していた。

映画といえば、十日町市には「十日町松竹」という映画館が中越大震災で
被災するまで営業を続けていた。 地震で建物が壊れ、止む無く廃館となった。
それから数年後、地元の着物屋さんが中心になって新しい映画館を建てた。
ミニシアター「十日町シネマパラダイス」は魚沼地域唯一の映画館として誕生した。

一昨年までは配給の関係もあったのだろう? 独立系の秀作を掛けていたが、
お客様の入りは少なく、ほとんどの場合一桁しか入ってなかった。
去年から「十日町松竹」の村越さんが配給の手伝いをするようになって、
大手の映画会社の作品やアニメも掛かるようになり入場数が増えた。

先週末、吉永小百合主演の「北のカナリヤたち」が掛かっていたので見てきた。
阪本順治が監督で脇には森山未来、満島ひかり、宮崎あおい、小池栄子
そして松田龍平といった、今売り出しの若手俳優陣が固める。
東映の60周年記念映画と謳っていた。

吉永小百合らしい作品だったし映像も良かったが、ストーリー展開には難があった。
それは兎も角、お客様が20人近くも入っていたのには驚いた。
客層も以前とは違い、女性が中心ではあるが年代が広くなっていた。
魚沼でも、映画館に足を運んでくれるファンが増えている事を実感した。

今日は日本で初の喫茶店「可否茶館」が東京下谷の上野黒門町で明治21年に
開店した記念日だそうだ。 映画は復活の兆し有りかも知れないが、喫茶店は
激減した。 コーヒーは酒と違い1杯しか飲まないから売り上げが小さすぎるようだ。
石川啄木が若干26歳で貧しい生涯を終えた命日も今日だ。

ふるさとの 訛なつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく

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