会長ブログblog

2013.02.09

カスバの女

今日は小出スキーカーニバル、明日は国際雪合戦、明後日は雪中花水祝が行われる。

雪国の冬は雪を遊び道具にして楽しむ。 雪のイベントといえば札幌や十日町の
雪まつりが有名だが、大掛かりでなくとも、とても人気のあるイベントがたくさんある。
スキーカーニバルは各スキー場で行われるお祭りだ。 ライトアップされた幻想的な
ゲレンデで松明滑降や花火が打ち上げられ、雪山が映える。

国際雪合戦も参加チームが多く、早期に定員に達しキャンセル待ちが出る盛況だ。
さすがにこの大会のために外国から来るチームはないが、県内外に滞在する
外国人と、国際大学の各国の学生の参加で文字通り国際色豊かな大会になる。
堀之内の雪中花水祝は、厳かな中にもユーモラスな奇祭として人気だ。

時には白魔とも呼ばれる雪と戦いながら、その中に楽しみを見つけて厳しい冬を
すごすのは雪国文化の真骨頂だ。 豊富な水資源としての価値も高い。
資源といえば、アラブ諸国と北アフリカの一帯は、石油を初めとする地下資源の
豊富な土地で多くの富を生んだが、紛争も絶えない。

敬虔な宗教感を持つ民族故に、生への固執を凌駕する信念を持ち、自爆テロに
代表されるように戦い方も凄まじい。 アルジェリアで起こったプラント襲撃テロは、
日本企業の関係者も多数犠牲となる悲惨な結末となった。 アフリカやアラブ諸国の
国境線は、韓国と北朝鮮の北緯38度線と同様、直線で引かれているものが多い。

直線国境は歴史や民族を無視し、紛争終結のために第三者が引いた線だ。
大統領や王族もその時々の介入国間のバランスで決められていったが、当面の
平和は維持されてきた。 近年、そのバランスが崩れ民衆運動の陰で、過激な
武闘集団である原理主義派が台頭し、危険地帯に変わってしまった。

アルジェリアは映画「望郷」では、国を追われたペペル・モコ(ジャン・ギャバン)が
故郷を偲ぶ異国の地だった。 アルジェリアが舞台の流行歌「カスバの女」。
昭和30年にエト邦枝が歌ったが流行らず、昭和42年に緑川アコがカバーして
ヒットした。 その後は多くの女性歌手がカバーしている。

♪ ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く 酒場の女の薄情け ・・・


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