会長ブログblog

2013.02.02

メビウス

1月行く、2月逃げる、3月去る、と言われるほどこの時期は早く進む。

明日は節分、明後日は立春を迎え、徐々に春の気配が感じられるようになる。
雪国魚沼では、2月からは毎週末に市内各地で雪絡みのイベントが開催される。
明日は節分会であちらこちらのお寺では豆まきが行われ、今夜は神湯温泉で
「吹雪の神湯・昔語りの夜」と題して、この地方に伝わる民話の会がある。

先週小出郷文化会館で上映した、ヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」は2012年
キネマ旬報の日本映画ベスト1に輝いたが、主演の安藤サクラは主演女優賞も
受賞した。 2011年の外国映画ベスト1になった「息もできない」の監督・主演の
ヤン・イクチェンが出ていて、タバコが効果的な小道具として使われていた。

日本映画やテレビでは、喫煙シーンが嫌われてあまり見なくなったが、台詞の無い
長まわしのシーンや掛け合いの間には絶妙な効果を表す。
今週のニュースに「マイルド・セブン」が改名し「メビウス」になるという報道があった。
タバコの銘柄を改名するというのは初めて聞いた。

「マイルド・セブン」は名前からも「セブン・スター」を軽くソフトにしたものだった。
「ハイ・ライト」全盛時代に「ラーク」が輸入され、活性炭入りチャコール・フィルターの
威力を見せつけられ話題になった。 そこで当時の専売公社が初めて活性炭入りの
フィルター・シガレット「セブン・スター」を発売した。

だからセブン・スターが本家でマイルド・セブンは分家だ。 
出自からマイルド・セブンスターというのが正しい事になる。 それが何時しか
「マイルド」だけで通用し、本家の顔を潰した。 しかも、今度の改名によりメビウス・
ファミリーは23種もの多くに上り、本家セブン・スター・ファミリーは10種に留まる。

これでは本家セブン・スターの面目は保たれない。 世の中何故にこうした礼儀を
わきまえない行為がまかり通ってしまうのだろうか?
考えようでは、こうしたマイルド・セブンの悪行を懲らしめるために、家名没収が
行われたのかも知れない。

♪ 俺のあん娘はタバコが好きで 何時もプカプカプカ 体に悪いから止めなって ・・・


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct