株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

山岳トンネル

5月は会社や団体の予算・決算を審議する定期総会が、毎日のように続く。

毎年行われる行事だから、その年を振り返って常套句ともいえる挨拶で始まる。
今年は、東日本大震災と新潟・福島豪雨そして東京電力福島第一原子力発電所事故。
更に、いつものことだが経済環境のこと、今回はヨーロッパの金融不安の話題だった。
過去1年を振り返り、これからの1年を考えるにしては、明るさが足りない。

日本人は勤勉で真面目な性格だからか? 明るく楽しい話題は聞かない。
思い起こせば、景気が良かった時代であっても、経営者の言葉はいつも慎重だった。
欧米なら大手銀行経営者や政治家であっても、ユーモアの無い話は酷評される。
人間は本来楽しいことが好きだし、心のどこかでどうにかなるとも思っている筈だ。

魚沼では平地に位置する当社の周りで、ようやく田植えが本格化し水の張られた
田圃では蛙の合唱が賑やかになった。 平年より1ヶ月近く遅い。
ゴルフ場も大型連休前の営業再開を目論んだが、春先の天候不順で結局5月3日に
ずれ込んだ。 雪国のゴルフ場は冬期間休業となるため、経営は厳しい。

一昨日に起こった、上越~六日町地域高規格道路「八箇トンネル」のガス爆発事故。
坑口から150mも離れた所で別件工事を施工していた3人が吹き飛ばされ、坑内に
いた4人の安否が心配される 昨年7月の豪雨災害で現場への進入路が寸断され、
降雪期まで復旧にかかったので、今春ようやく再開された矢先の事故だった。

日本のトンネル技術は世界でもトップクラスといわれるが、基本技術はNATM工法だ。
ナトムはニュー・オーストリアン・トネリング・メソッドの頭文字だからオーストリアで開発
された技術だ。 ヨーロッパが世界の山岳トンネルの基礎技術をつくった。
急峻な日本の地形が、快適で安全な線形確保の必要からトンネル技術を発達させた。

空港や高速道路、新幹線が整備されて今や日本中1日で移動できる時代になった。
九州・沖縄や北海道も午前中には着けるし、東京も日帰りが普通になった。 
そんな便利な社会も土木技術の進歩によって、そしてそこで働く人たちのおかげで
成り立っていることを忘れてはならない。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。 夜の底が白くなった。 信号所に・・・

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