株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

立夏

今日5月5日は端午の節句、二十四節季の立夏を迎え暦の上では夏となる。

ゴールデンウイークの直前から夏の陽気が続き、あれだけあった雪がすっかり無くなり
ここ10日間で随分と季節が進んだ。 小出では昨年に続いて遅れていた桜も、週初め
には開花し、例年大型連休の頃開花する大湯温泉辺りまで一斉に満開となった。
毎年必ず美しく咲く復活の象徴と見るか? 散り際のいさぎよさに魅力を感じるのか?

日本の桜は80%以上がソメイヨシノと言われているが、園芸が盛んだった江戸の染井
というところで植木職人が吉野桜を売り出したのが起源だそうだ。 吉野というと奈良の
吉野山が有名だが、あちらは山桜だから間違わないようソメイヨシノにしたという。
古くから園芸の世界では品種改良に取り組んでいた事がうかがわれる。

福島県三春町の滝桜。 ベニシダレザクラという品種で樹齢は1000年以上という。
先日、南果歩が三春町から中継で紹介していたが、全国に滝桜の子供が3万本も移植
されているそうだ。 桜の名所といえば数多くの木々が一斉に開花する豪華さが売りだが
三春の滝桜は一本桜で多くの花見客を引き寄せる。

去年の春は複雑な思いで満開の咲き誇る桜を見た。 被災者は桜の開花を待たずして
あの津波にのまれた。 今年もまた美しく咲く桜を見る事ができたが、春を待たないで
逝った人たちもこの一年だけでも十指に余る。
あの人たちの分まで春を愛でる義務があるようにも感じる。

あれからまだ一年しか経ってないのに、人々の記憶が薄らいでゆくのを感じる。
あの当時テレビではコマーシャルさえ自粛といって、公共広告機構という組織が創った
訳のわからない処世訓のようなモノが流れていたが、今では全く見ない。
中越大震災から7年余り、日常生活から風化が進む。

5月3日付新潟日報では一面トップに116年前の明治三陸大津波の記録が載った。
あの惨事を忘れずにいたら、今回の大津波の被害も軽減できただろうに。
人間は忘れる生きものだ。 辛い過去など早く忘れた方が良いのかも知れない。
しかし、忘れてはならないものがあることを、次の世代に伝えなければならない。

♪ 春の日の花と輝く 麗しき姿に いつしかに褪せて移ろう 世の冬は来るとも・・・

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