株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

雨ニモマケズ

今週は少し気温が上がり春が近づいた感じだが、来週はもう春土用に入る。

日本列島は南北に長いから、桜の季節が過ぎて既に初夏の九州・沖縄もあれば
春本番を迎えた東海から西の地域もある。 しかし北海道・東北や私たち魚沼の
ように地震や豪雨で被災した地域の春は未だこれからだ。 

昨夏の豪雨災害で福島県に通ずる2本の国道が不通になった他、JR只見線も県境
までしか通っていない。 昨年が小出~会津若松全通40周年、今年は小出~大白川
の70周年を迎える。 昨年8月には小出駅舎の改築竣工と40周年記念式典を行った。
新しい小出駅の看板、揮毫は魚沼市出身の俳優・渡辺謙によるものだ。

渡辺謙はNHKの日曜特番 「明日へ-支えあおうー」 で、東日本大震災からの
復興について「僕に、できること」 というテーマで取り組んでいる 。
海外向けに作られたドキュメンタリー番組で、各国の撮影スタッフと議論しながら
伝えるべきものを組み立ててゆく。

俳優という仕事は人々の平穏な生活があってこそ成り立つものであり、こうした大災害に
あって自身の無力を痛感したという。 被災地を訪れ、被災者の声を聴くことで自分に
出来ることは何か?を模索する。 国籍や地域に関係なく人々を襲う突然の災害。
平穏な生活が一瞬にして失われ、それでもそこから立ち上がる人々。

阪神・淡路や新潟中越の教訓を確実に技術に変えて、あれだけの揺れにも関わらず
走行中の27本の新幹線を安全に停止させたJRの技術。 建築家・伊東豊雄が考える、
自然を制する防波堤という考えから、波を受け入れてなお安全なまちの提唱。
同じ災害を二度と繰り返さない新たな取り組みこそが、文字通りの「復興」だ。

ニューヨーク「クリスティーズ」での被災地支援オークションの冒頭、宮澤賢治の
「雨ニモマケズ」を朗読し東北農民の心を伝えた。 ダボス会議でのスピーチでは
「絆」の意味する人の繋がりを話した。 未だ被災地の瓦礫処理さえ思うに任せない
状況で、絆という文字だけが躍る現状を私たちはどう捉えたらいいのだろう?

雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ・・・

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