2012.04.07
季節の移ろいを目で見て感じることができるのが、桜の開花だ。
朝晩のテレビの天気予報で何処そこで開花したと伝えられると羨ましくもある。
それでも、時期に前後はあっても必ず北の国でも桜前線は到着する約束だ。
出来ることなら新年度に合わせて極まりよく咲いてほしいところだが、周りの景色は
まだまだ雪に覆われて冬の風情も色濃い。
雪の降らないところでは、春は桜の開花から始まるのだろう。 モノトーンの冬景色が
ピンク色に染まる。 ある意味劇的な春の訪れともいえる。
雪国はもう少し段階を踏まないと春にはならない。 雪解けが進み、ふきのとうが顔を
覗かせ、ぶなが芽吹いて、こごみが伸びだすとようやく桜も花を開く。
魚沼はまだ雪の下に在り、もう少し気温が上がってこないと春にはならない。
今週3日の春の嵐は全国で大きな被害を齎したが、新潟県でも海岸線にそって
暴風が吹き荒れ、魚沼でも台風の時でさえ吹かないような風が吹いた。
日本海で台風並みに発達した爆弾低気圧が原因だった。
空気の温度差が気圧の変化を生み出し風を起こす。 それとは別に中緯度の地域で
地球の自転によって起こる恒常的な空気の流れで、西から東へと吹くのが偏西風だ。
航空機は偏西風の影響で、北米やヨーロッパなど東西方向への移動では往きと帰りで
所要時間が大きく違う。
地球に大気があるから気流が起こり、温度差で水分が蒸発し雲となり雨を降らせる。
私たちはそうした循環の恩恵に浴してきたのだが、地球本来のエネルギーは大雨や
台風そして火山活動や地震など、私たちにとって都合のいい事ばかりではない。
NHKスペシャル「MEGA QUEAKEⅡ 巨大地震」で地震発生のメカニズムを見た。
去年の3・11東日本大震災が何故起こったのか? が解説されていた。
この教訓から関東~九州に至る広大なエリアで、既に予測されている震度7クラスの
地震が連鎖発生した時に起こる津波の高さは最大で34メートルにも達するという。
命を守るための避難方法の確立と福島原発事故を繰り返さない対策が急がれる。
♪ 春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど 時にあらずと ・・・
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