会長ブログblog

2012.03.31

エイプリル・フール

今日で平成23年度も終わり、明日4月1日からは24年度がスタートする。

1年の区切りは1月1日から12月31日だが、会計年度の1年は4月1日から始まる。
私たちにとって暦年よりも会計年度の方が日々の生活への影響は大きい。
入社や退職、異動に転勤、進学や卒業など仕事でも学校でも4月をもって新しい生活が
始まる。 春が訪れ草花が芽吹くこの時季こそ物語の始まりにピッタリという事か。

年度末は人事異動により、お世話になった人との別れがあり、新たな出会いも始まる。
私には転勤も異動も無いが国や県、市役所そして取引先の皆さんが異動する。
役所に勤める人は2~3年で動くのが習わしだから、皆覚悟は出来ているようだ。
わが社でも年齢で退社する人もいれば、新しく入ってくる人もいる。

人事を見ていると世代やポストの空き具合で、出世する運の良い人がいる反面、
巡り合わせで落胆する人もいる。 市役所は所属課と通勤時間が変わるが、自宅から
通勤できるけど、国は全国だし県でも新潟県は広い上、離島もあるから大変だ。
お隣の群馬県では県庁の在る前橋辺りに住めば、県内ほとんどが通勤圏だそうだ。

雪国の建設業にとって1~3月の最後の四半期が積雪期で工事が出来ず、実質工期
は12月初めで終わるので会計年度を暦年に合わせるよう要望した時代があった。
発注官庁も新年度が4月から動き出すと実質執行できるのが5月以降にずれ込むから、
暦年なら冬の間準備して春の雪解けと同時に開始できるとして期待した。

しかしながら、あの田中角栄氏が総理大臣の時代でも実現できなかった。
国土の約半分で雪は降るけど、人口は1割しか住んでいない上、本当に雪で苦労
する豪雪地域は限定されるのだ。 それに、学校との兼ね合いもある。
東京大学が9月入学に変えるというから、取り組むチャンスかもしれない。 

明日は4月1日、エイプリル・フールだ。 新潟日報あたりで、会計年度が来年から
変更されるといったニュースを流してはくれないだろうか? 
雪の降らない地域でも、日の短くなる年度末に工事が集中するのには批判が多い。
暦年に変更する理由を説明すれば、もしかして国民の関心が高まるかも知れない。

♪ April come she will when streams are ripe and swelled with rain (S&G)


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct