会長ブログblog

2017.06.17

昼時間

先週梅雨入りが発表になった九州や西日本、関東甲信地域も雨が少なく空梅雨が続く。

北陸や新潟も梅雨入りの平年日は過ぎたが、週刊予報に傘マークは出ない。
このままだと関東地方は水不足が心配され、節水や取水制限が呼びかけられる。
太平洋高気圧が弱いのか、北の高気圧が強いのか、梅雨前線は未だ南西諸島から
太平洋南岸沖に停滞し、中々北上する気配が無い。

そうした中早くも来週21日には北半球で一年で最も昼時間が長くなる夏至を
迎える。 元々昼時間は日の出から日の入りまでの時間を云うが、日の出の時間は
水平線(地平線)から太陽の上辺が出た瞬間で、日の入りは完全に姿を隠した瞬間
という決まりだから、太陽の直径分昼時間が長くなる計算だ。

日本列島のように南北に長く、緯度差の大きい国では昼時間も随分違う。
新潟では夏至の頃の日の出は4時21分、日の入りが19時09分で昼時間は
14時間48分ある。 北海道の根室では日の出が3時36分、日の入りは
19時00分だから昼時間は15時間24分もあることになる。

南国沖縄の那覇では日の出が5時37分、日の入りは19時25分で昼時間は
根室に比べ1時間36分も短い13時間48分だ。 昼時間が長いと農作業など
屋外作業にはありがたいが、北と南で問題になるほどではない。
一方、アメリカや中国など東西に広い大国では国内でも時差があるから大変だ。

世界中で日本ほど時間が正確に動いている国は無い。 電車や新幹線の定時運行
に慣れた国民は当たり前と思っているが、むしろ奇跡的なことだ。
価値観や感覚というよりは、そうした社会慣行の中で日々生活してきたから
1分1秒まで正確さを求める国民性が造られてきたのだろう。

今国会で改正組織犯罪処罰法が成立した。 犯行前でも処罰できる我が国初の
画期的な刑法だ。 効力が有りすぎても無すぎても困る法律ともいえる。
議決手続きが問題だとしても、70%を超える国会議員の賛成多数での可決成立に
対し、マスコミ各社の報道姿勢が一方的且つ否定的に過ぎると感じる。

物事を両面から見て判断するだけの柔軟性が無いなら、その流れこそ危険だ。


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