株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

やまに食堂

霜月に入り越後三山もすっかり雪化粧、鍋物や温かな食べ物が恋しい時季になった。

小出の鍋は一般的には寄せ鍋だが、お店それぞれに工夫が凝らされて海鮮もあれば
水炊きも有る。 最近ではテッチリを扱う店も有るし、キムチ鍋など辛い鍋も人気だ。
小出で焼肉というと、ホルモン焼きが人気で、奥只見電源開発の工事関係者が伝えたと
いわれている。 豚の内臓を部位ごとに分けて、コンロで焼きながら甘辛いタレで食べる。

小出でホルモン焼きと言えば、誰に聞いても「やまに」と答える。 河川改修と区画整理で
飲食店やバー、それに映画館などが軒を連ねる当時の一大遊興街「柳原」は、集団で移転
する事となった。 寿司の名店「喜久寿司」、川魚料理の「入舟」や「松風」、「柳家食堂」に
中華の「大膳」、ラーメンなら「珍珍亭」など数々の飲食店。 

他にも八百屋に肉屋、お茶屋に花屋。 薬局にタバコ屋。 洋服屋に電気屋。 
自転車屋に床屋。 果ては映画の「柳生館」や「柳原寺」まで、柳原という一つの街と隣の
緑町まで一緒になって新しい街を造った。 大欅の「トクシマヤ旅館」と、中橋を挟んだ
「スエヒロ」は規模が大きいので青島と上の原へ移転した。 

その中の一軒が「やまに食堂」だ。 移転当初は10席足らずのカウンターとコンクリートの
土間にテーブルが2~3席で始めたが、その後改装して一階の奥まで使って現在の小上り
に座卓を置き、カウンターは7~8席に変えた。 収容人数は随分増えたが何時行っても
おいしい煙が充満し、老若男女で賑わっている。

やまにのホルモンは鮮度が命。 店主の佐藤良和さんが週に何度も新鮮なホルモンを
長岡まで仕入れに通う。 そして下拵えの丁寧さも重要だ。 出来るだけきれいに余分な
脂肪分を洗い落とす。 長年使ってきたタレにもこだわりが有る。 席に着いたら直ぐに
ロースターに点火して焼き網を熱する。 白ホルモンを人数分注文し、他にハラ身や軟骨、
レバーなど少々それに生キャベツ。

焼き網の上で身が丸く縮み出したらもう食べ頃、やわらかいホルモンの甘い油が溶け出して
口の中一杯に広がる旨味。 ジョッキの生ビールを流し込みながら、焼き立てを頬張る。 
少し落ち着いたら緑川の熱燗か、熟成しボディのシッカリしたチリーの赤もよく合う。
そうそう、忘れてならないのが魚沼コシヒカリでにぎるおにぎりの美味しさだ。

寒い夜は、みんなで「やまに」のテーブルを囲もう、必ず元気になる。

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