株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

霜降

今日は二十四節季の霜降、秋が深まる頃だが最近は紅葉の時季が遅れている。

標高の高い奥只見・銀山平では見頃を迎えているが、平地ではまだ色付かない。
赤い色ならモミジに、ウルシやナナカマド。 黄色ならカエデにブナやミズナラ。
朝晩の気温が一気に下がると紅葉が始まり、残された短い時間を惜しむように色付く。
北国の山から初雪の便りが届き、冬の足音が木枯らしに乗せてやってくる。

植物だけでなく動物たちも叉、冬の準備に入る。 冬眠前の餌が足りないのだろうか?
クマが人里や街なかにまで出没し話題になる。 人間が山に入ってボイを切ったり、炭焼き
をしていた頃にはクマが里に出てくる事は無かった。 人間が山との距離を置くようになって
からこうした事が毎年起こり、怪我人が出たりクマが射殺されたりしている。

自然から遠ざかる生活に慣れてしまって、自然の大切さを声高に言うようになった。
魚沼市は環境都市宣言を行ったが、意識しなければ守れなくなったという事でもある。 
知らず知らずのうちに、人間が自然との間に垣根を作ったり、反対に奥山にまで開発の
手を入れたりする内にバランスが崩れたのだろう。

自然に対する畏敬の念を持ち続ける事は大切だ。 今日10月23日は、中越大震災から
6年目のメモリアルディだ。 あの時、自然の力の強大さや人間の力の弱さを身をもって
体験したはずだ。 今年もあの日を忘れない、支え合い助け合う気持ちを大切にするため
震災メモリアル「プロジェクト結」を開催しローソクを2本ずつ灯す。 
1本は自分自身へ、もう1本は皆のために。

今年は堀之内の宇賀地小学校で、5時56分の防災無線の合図で犠牲者に黙祷を捧げ
コンサートをスタートする。 小出郷文化会館で子供たちの指導を続けている安部慶子
先生と生徒たちによるバイオリン演奏と、小学校の生徒による合唱もある。
折りしも今夜は満月で、ムーンライトコンサートになる。
 
6年前の震災の日も良く晴れた夕暮れで、十日月がハッキリと見えていたはずだ。
この日にはあの時の思い出話が必ず出る。 停電で灯りの全く無かったあの夜は
余震に脅えながらも、月が沈むと今まで見たことも無い程星空が美しかったという。
20日の十三夜、栗名月は魚沼では少し霞んだが淡い月がくっきりと確認された。

さびしさは その色としも なかりけり まき立つ山の 秋の夕暮れ  (定家)

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