株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

誰もいない海

♪ 今はもう秋 誰もいない海 知らぬ顔して人が行きすぎても 私は忘れない 海に約束・・・

小出祭りが終わると、暑かった八月も過ぎ秋のモードへと変わる。 四季のハッキリとした地域
に住んでいるから季節の移ろいを感じながら生活する。 毎年巡ってくる夏の終わりだが、
夏休みの終わりはいつも寂しい。 ここ数年海水浴にも行かない内に夏が過ぎてゆく。 
子供たちが成人してからは、夏に海に行くことも、遊園地に出かける事もなくなった。

祭りの夜、どこからこんなに若者たちが集まって来るのだろう? と思うほど若い人たちが
多勢繰り出していた。 三日限りの祭りの露店も僅かの時間で撤収されて、喧騒の夜も
慌しく終わる。 後には居待月が、取り残されたかのように寂しく光る。

海水浴場も、夏休みの間の賑わいが秋の訪れと共に嘘の様に静まり、閉めるタイミングを
はずした浜茶屋が一軒二軒。 祭りの夜も海水浴場も、まるで劇場の幕が引かれるように
寂しい日常に戻る。 見果てぬ夢は終わり、今日からは現実に戻るかのようだ。
秋に慣れるまでの間、暑かった今年の「夏の思い出」に浸る日々が続く。

♪ うす紅の秋桜が秋の日に 何気ない陽だまりに揺れている この頃涙もろく・・・

気がつけば小出公園の秋桜やリンドウも、少しずつ花を付け始めている。 虫の音色も
日に日に賑やかになってきた。 いつの間にか、知らない内にも季節は確実に進んでいる。
風や雲の形にも季節の変化が映される。 積雲(綿雲)や積乱雲(入道雲)から高積雲
(羊雲)や巻雲(すじ雲)へと高度と粧いを変える。

いつの間にか、日暮れも早くなってきた。 この時期は昼時間が一日に2分ほどの勢いで
短くなってゆく。 つるべ落としと云われる所以だ。 今年も友好都市の足立区の皆さんと
一緒に、魚野川右岸の柳原低水護岸で音楽隊の演奏を聞きながら花火大会を楽しんだ。 
魚野川の鮎の塩焼きと漬物を肴に緑川を酌み交わす、贅沢な時間が流れた。

ふるさとは 影置く紫蘇も 桑の木も 一様に寂し 晩夏のひかり   (柊二)

返信

*
*
* (公開されません)