会長ブログblog

2010.08.07

立秋

♪ いつも  いつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中へ 投げ入れたくて・・・

8月に入り今日は立秋、今日の誕生花は「サルビア」で、花言葉は「燃える想い」だ。
「サルビアの花」は実際の花よりも、ジャックスの早川義男が創った歌の方が印象が強い。
失恋の歌で詞の内容は、ダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」にかぶる。 サイモン&
ガーファンクルの主題歌「サウンド オブ サイレンス」や「ミセス ロビンソン」がヒットした。 
初めて見たのは高校1年生の時、長岡のグランド劇場でのロードショウだった。

暦には毎日、誕生花やその日の意味とかが書かれていて、興味のある人には楽しい。
六曜や日家九星、干支、二十八(二十七)宿が載っている他、歴史上の出来事や有名人の
誕生日とか命日も書いてある。 日和を重視する人も多いし、建設業の場合上棟式など
の日には気を遣うが、本来、日に良い日や悪い日などは無く人間が勝手に決めたものだ。

最も一般的に普及している六曜は、旧暦の月日の数を足して六で割る。 割り切れた日が
大安、一余りが赤口(しゃっく)、二余りが先勝(せんがち)、三余りが友引、四余りが先負
(せんまけ)、五余りが仏滅という決まりで繰り返し、月が替わるまで続く。
こうした事から、旧暦1月1日は常に先勝になるし、8月15日(中秋の名月)は仏滅になる事
が決まっている。 決まりを知れば、実に他愛も無い事がわかる。

外国にも有るのか? 日本では、語呂合わせで決めている日も多い。 今日8月7日は
花の日、鼻の日、バナナの日という語呂合わせの日だ。 他にも月遅れの七夕でもある。 
今日の誕生日では、司馬遼太郎や内田春菊がいるし、歌手の桑名正博もいる。
映画監督の内田吐夢、政治の世界では岸信介や共産党の伊藤律の命日でもある。

暦には、太陽の位置(定気法)から天文学的に季節の区切りを表す二至二分や八節があり、
更に二十四節気や七十二候という区切りで季節の移ろいを表す。 今日は立秋で七十二候
では「涼風至る」の日だ。 暑かった夏も暦の上では終わりを告げて、秋へと季節が進む。
実際には涼風はもう少し先で残暑が続くが、お盆が来ると急に朝晩は涼しくなる。

世界には様ざまな暦があるが、大別すると太陽暦と太陰暦、それに特定の地域や宗教で
作られたそれぞれの起源による通暦がある。 節や候、その日の出来事、記念日あるいは
語呂合わせであっても、毎日が〇〇の日と 決められている。 連続する毎日の中で今日と
いう一日は、再び巡っては来ない貴重な一日であることを改めて感じさせてくれる。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる  (藤原敏行)


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