会長ブログblog

2010.06.26

上野公園

明日は東京堀之内会が上野精養軒で開催される。 旧堀之内町出身の在京人の集まりだ。

実は、先週は東京小出会、先々週は東京湯之谷会が何れも上野精養軒で開かれ3週連続
の郷人会総会への出席となる。 ふるさとへの想いに満ち溢れた会で、世代や地域ごとに
テーブルを囲み遠慮の無い会話がはずむ。 さながら、ミニ同窓会の雰囲気となる。
魚沼からも市役所をはじめ、各団体の関係者や議会議員、地区の役員や郷土芸能の皆さん
も多数参加する。

上野駅公園口から精養軒までは5分程度の距離だが、公園の樹木が成長し桜や欅、楠など
いずれも大木になっていて、初めて上野動物園に連れて行ってもらった頃のイメージとは
随分変わった。 列車も新幹線に変わり東京発着になったが、不忍池やアメ横など変わら
ないものも多く、やはり郷人会の会場は上野でなければならない。 
集まって来る人々にとって、ふるさとへの玄関口は何時になっても上野駅から始まる。

美術館や博物館のほか、園内のあちらこちらで大道芸人やシンガーがいて退屈しない。
中でも、50年前にル・コルビュジエが手がけた国立西洋美術館本館は国の重要文化財に
指定され、フランス政府から世界遺産への登録が出されており期待が高まる。
1960年は日米安保の年で、戦後からの復興が本格的となり高度経済成長の時代へ
と進む。 魚沼でも経済的にも、叉文化的にも地域に多大な影響を与えた奥只見発電所が
完成して今年で50周年を迎える。

50周年を記念して「ふれあい夏の雪まつり」を始め、奥只見・銀山平関係の事業にはすべて
記念事業としてのカンムリを掲げる。 観光協会では、教育委員会と中学校にお願いし
「ジュニアガイド」の養成に取り組む。 中学生ガイドによる奥只見湖遊覧船上でのガイドは
お客様には新鮮に映るし、中学生にとっても、故郷の自然や歴史を認識する機会となる。

郷人会の悩みは若い会員が入ってこない事だ。 確かに皆さんの年齢は毎年上がっている
が、私の年齢に近い人達が一番の若手といった感じだ。 団塊の世代までとそれ以降の世代
では明らかに意識にずれがある。 新幹線・高速道路が出来、いやそれ以前の「特急とき」号
で東京が近くなった分、同郷の人々の結びつきが弱くなってしまったのか?

最近の話題では、県人会・郷人会よりも高校の同窓会が活発な交流を行っているという。
インターネットの掲示版や、新橋あたりの居酒屋のお客様同士の交換ノートから始まった
らしいが、親睦だけでなく仕事上の悩みや新たなビジネスチャンスなど結びつきは深い。
形は変われども、やはり故郷の縁は時代を越えて脈々と繋がっているのだ。

わが訛り 咎むるはなき ふるさとの 友と語りて 今日は酔ひたり  (柊二)


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