株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

六十里越雪割り街道

今日は、会津と越後を繋ぐ国道252号、「六十里越雪割り街道」開通イベントが行われる。

雪深い魚沼では、冬期間通行止めとなる道路が多い。 初雪が降り、積雪が20cm位に
なると、除雪路線以外は冬季通行止めとなり春の雪解けまで止まる。 今冬は久々の
大雪だったので暖冬小雪だった去年に比べ開通が遅れ心配したが、連休前の4月28日
に無事開通した。 両県の関係者による記念イベントが、開通を祝って今日8日と、明日
9日に行われる。

毎年春に再開通イベントを行うのは、この路線だけだ。 しかも、新潟、福島両県に跨って
それぞれの地域の住民によるイベントだ。 それだけ地域の期待の大きさが窺われる。 
以前は連休明けの5月中旬頃の開通が多かったが、防雪工事の伸展とともに開通日が
年々早くなってきた。 通年で行き来できる日を待ち侘びながら、両県の期待はふくらむ。

日本の道路除雪の本格的な歴史は、昭和38年のいわゆるサンパチ豪雪から始まったと
言われている。 この年の豪雪は何日も降り止まず、道路を止め、鉄道も止め、中越地方
をまさに陸の孤島とし、生活にも支障を来たしていた。 新潟県は政府に救援を求め、
自衛隊が雪害対策で出動し、当時の建設大臣河野一郎と衆議院災害対策委員会が
現地視察に訪れた。 

河野の鶴の一声「邪魔なものは、どければ良い」で、この地方の本格的な道路除雪が
始まったと言われている。 当時の災害対策委員から、「この雪が全部解けるのに何年
くらいかかりますか?」という質問があったのも有名な話だ。 雪国に在りながら、冬でも
通勤や通学が普通に出来るありがたさ。 除雪は雪国の冬を開放したのだ。

5月8日といえば立夏も過ぎ、何時頃までだったろうか? 小出では「山祭り」が賑やか
に行われ、本格的な春の訪れとなる。 松金比羅下の小出公園で奉納相撲があり、
成田山からの山道には多くの露店が繰り出し、なかでも人気は薄荷パイプと「ひよこ」を
ここで買ってきて、ダンボールと裸電球で育てるのが子供たち共通の楽しみだった。 
今では「山祭り」も姿を消し、5月5日の子供の日に、小出商工会の川西支部の皆さんが
中心になって「さくら祭」を行っている。

そういえば、今年は「こいのぼり」の姿が少ない。 子供が減ったといっても極端だ。
「こいのぼり」を立てる気持ちすら失ってしまったのは、どうした事だろう?
端午の節供を祝い、季節と共に生きる生活は大切な感性だ。 連休中に周辺の景色も
すっかり変わり、田んぼは耕し起こされて、水も張られている。 カエルの合唱も賑やか
になった。 もうじき田植えも始まるのだろう。 周囲の山々の新緑が芽吹き始め、
うっすらと緑色がかかる。 山菜もようやく始まり、雪国で一番良い季節が訪れる。

春晩く 五月のきたる我が郷や 木々緑金に 芽ぶきわたれる   柊二

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