株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

変われない生活

今週火曜日に、例年より2~3ヶ月ほど早く1日ドックに行ってきた。

何時の頃からか、毎年一回行う健康診断のことを、人間ドックと呼ぶようになった。
正しくは、一泊二日くらいかけて精密検査をしてもらう事を言うのだろうが、最近では健康診断
と言わずに人間ドックと言うほうが一般的になった。 健康診断は、より簡易な検査だけのもの
を言い、少し検査項目の多いものを人間ドックと呼ぶようだ。 

ドックはもともと船の検査場や造船所の名前として、函館ドックとか、来島ドックとか地名や
会社名で呼ばれていた。 船の検査の精巧度は知らないが、人間の体の検査をドックと呼ぶ
のは日本だけだろう? 自動車なら車検と言うし、機械類も定期検査とか点検などという。

「健康のために年に一度は人間ドックを受けましょう」と言うが、勘違いしてはいけないのは
人間ドックは体の状態を検査するのであって、治療や生活改善は自分の責任でやるから
ドックを受けただけで健康になる事は無い。 もしかしたら、精神的にはむしろ不健康になる
かも知れない。 船のドックや車検なら検査するだけでなく、悪い所は必ず直すから、その点
ではよほど丁寧と言える。

人間ドックの日が決まると、少しでも良い数値になるよう当日をどう迎えるか?少し愚策を
弄しようとするが、大体前夜の酒量をセイブするか、たまには休肝日を決め込む程度の事
しかできない。 しかも罹りつけの医者の話では、一晩や二晩で肝心の数値が直ぐに改善
することは無いという。 食事や生活習慣についても指導を受けるが、食べ物の種類や
野菜の量、酒の飲み方や量など、現実離れした話を聞くことになる。 結果、その提案は
実行不可能となる。

例年より2~3ヶ月早く受診したのは、毎年お世話になっている施設から、今年は例年以上に
予約が多いというので、空いている日を指定してきたからだ。 なんでも、となり町の病院が
今年からドックを止めたそうで、その分増えているという。 世間では、不況の嵐が吹き荒れ
ているのに、人間ドックの施設や病院はいつも満員だ。 今回も、随分多勢だった。

日本は、世界一の平均寿命になった。 豊かな食生活や衛生面を含む生活環境の改善、
そして医療体制全般の発達、なにより健康で長生きしたいと考える人々の思いが、寿命を
延ばした。 世界一といっても、先進各国の平均寿命は78~80歳で2~3歳の範囲だが、
北朝鮮はまだ60歳台だし、アフリカ諸国では30~40歳台の国も多い。 
食料と戦争が主な原因だ。

食べる心配や武力による脅威が無く、遺伝と生活習慣が健康を脅かす国は恵まれた国だ。
私たちはこうした国に住み、人間ドックの結果を気にしながら、変われない生活を送っている。

返信

*
*
* (公開されません)