株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

台風一過

台風18号が上陸し各地に被害をもたらした。 幸い県内では大きな被害は出なかった。

台風が来ると気持ちが落ち着かなくなる.
被害の心配と同時に、どのくらいの雨や風が吹くのか心の中に期待にも
似た感覚が生まれる。

子供の頃、台風が来るとフェーン現象により、秋にしては生暖かい風と、台風一過の
空の青さのコントラストが、過ぎ去った夏への郷愁を感じさせ、さらには
栗の実の収穫や学校の休校といった望外のおまけまで付いてくる。

やや単調な少年時代の毎日が、台風により非日常の空間へと生まれ変わる。
近所の子供たちも、大人の心配顔を横目にワクワクしていた。
どこから飛んで来たのか、ブリキの看板が音をたてて転がってゆく。
伊勢湾台風のような、大きな被害が出ることも魚沼ではあまり無かったせいも有る。
石坂洋二郎の青春小説「台風とザクロ」はテレビドラマ化もされ、なんとなく忘れがたい。

あの頃は(昭和30年代)、風が吹くとしょっちゅう停電した。
電気の点かないうす暗い茶の間で、ロウソクの灯りをたよりに夕飯を食べる。
なんとはない一体感のようなものを感じた。
電気が復旧した時の明るさ、ありがたさも格別だった。
不自由な体験があってはじめて気づくありがたさ。

飛行機や船泊の欠航はともかく、在来線は運休を前日から決めた。
冬季間の雪もそうだが、鉄道はいつからこんなに天候に弱くなったのだろう?
それだけ使命感がうすれたと思われても仕方ない。

建設業の現場にとって台風は厄介だ。
安全施工が確保できなければ、休工となり予定が狂う。
現場の状況によっては、仮設物をいったん撤去しなければならない。
どんなに手戻りがあろうと、安全を確保しなければならない。

道路や河川に災害が起これば、即座に対応し、昼夜を問わず応急復旧にかかる。
豪雪の時も、生活道路を守るため除雪隊は同様の対応をする。
なすべき役割を責任を持って果たす、その先に未来は開ける。
建設業は、市民の生活基盤を守る使命を忘れてはならない。

台風がくると、何となく期待にも似た感覚を持つのは不謹慎だろうか?

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